「ごめんなさい。変なところ見せて。」

菜緒さんがと申し訳なさそうに頭を下げてしまった。

俺は両手を振って

「嫌嫌嫌嫌嫌!ほほほこっちこそそそそそ勝手に庭に入ってえ!

結果的にのぞきして色んな所見ちゃってごめんなさい!」

心中で裸ありがとうございます!とお礼言いながら俺が深々と頭を下げると菜緒さんはぶんぶんとかぶりを振って

「慌てすぎ。いいの!裸くらい気にしてないよ!」

「気にしないんですか!?信じられない!女なら相手の爪剥がしたくなるくらい怒るもんじゃないんですか!?天使ですか!?それともエンジェル!?」

「二つの意味で大げさすぎるよ。あと言葉の意味一緒。」

俺はあまりの優しさに感動すると、菜緒さんは苦笑しながらビシッとツッコミを入れた。