俺〜内竹太刀〜は彼女〜真涼菜緒〜さんに出逢って、恋をした。

といっても、恋をした感覚はあっても一緒にいたい、お付き合いしたいと思う気持ちなのかは恋を知らない青春無縁の中学生活を送ってきたのでわからなかった。

他の男が彼女を作って、周りが羨ましがっても、俺は何の気持ちも湧かなかった。

一緒にお出かけしてケーキやタピオカなどを食べたり飲んだり、2人で半分こしたりするなど、お付き合いすることの楽しさがわからなかったから。

わざわざ二人っきりだけで一緒にする事じゃないだろうみたいな気持ちがあって恋愛に対する意欲が自慢できるほどなかったのだ。