朝、朝食をとりながらみんなと会話をする

シャロン「昨日の夜の食事はどうだった?」

ロビン「普通・・・味が濃かったかな・・・」

ソアラ「そうだな・・・ビールも濃かった気がする」

エドガーとノアも同意している

シャロン「そうか・・・この街で旅行者が中毒というか依存症になるって噂があってね・・・」

ソアラ「食事の?」

シャロン「なのかな?」

ロビン「いろいろ回ってみないとダメかもね・・・」

シャロン「やっぱり?」

それから1週間ほど宿と飲食店をいろいろと回る

どこのお店も味が濃い

この地方の文化なのかもしれない

ビールの匂いと味が濃くて・・・たぶん度数も高い

こういうものなのかもしれない

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エドガーの武器になるものを探していた

メイスという鈍器をとりあえず持つことにしたらしい

ソアラはあいかわらずキースの使っていたロッドをカタミのように持っている

捨てて欲しい気もする

ノアには魔力の増幅装置になるネックレスとダガーを持たせた

魔女のとんがり防止でもかぶせておきたくなる

売っていたので買おうとしたらみんなに反対された

夕食を食べに小さな飲食店に入る

見覚えのある顔がいる

シャロン「久しぶり、ダグラス」

顔を上げてこちらを見る

ダグラス「あぁ、シャロンか、久しぶり」

同じ時期に調査員になった・・・同期みたいなものだ

久しぶりに顔を見たが・・・まあまあいい男だとは思う

女性を2人連れている

確か囚人と奴隷

私が先をこされた2人だった

どうやら3人で旅をしているらしい

ダグラス「・・・君も同じ調べものかな?」

シャロン「ん・・・たぶんそうかも」

ダグラス「そっか、ここのビールはおいしいから頼んでみるといい」

シャロン「そうなの?」

ダグラス「僕はお酒が苦手だからあまり・・・」

連れている2人はビールを飲んでいる

なるほど、飲めないと確かめられないか・・・

シャロン「そっか・・・ありがと」

近くの空いているテーブルに5人で座る

料理とビールを注文する

運ばれてきたビールに口をつける

なるほど

確かに他の店とは違う香りと味がする

これは・・・製造元なのか、どこか途中で何かを入れたのか・・・調べるのは面倒な気がする

まぁ、これが依存症状をおこしたとして何か問題になるのだろうか?

中毒症状を起こすような麻薬でも入っていると問題か・・・

媚薬でも入っていたら・・・まぁ、それはないか・・・

ダグラス達が食事を終えて席を立つ

ダグラス「また」

シャロン「えぇ、また」

3人で・・・しているのだろうかそんなことを考えてしまう

連れの2人が会釈をしながらダグラスの後につづく

食事をしながら4人にダグラスのことを話す

彼のテーブルを見ると空いたグラスが5個

ダグラスが1杯として後の2人が2杯試したのだろか?

みんな1杯でやめて店を変えることにした

ノアは1杯で回ったらしい

エドガーと2人で運ぶ

ロビン「他の店でもこれが出ていれば製造元を調べるのか・・・」

宿に戻る前にもう一軒他の店に立ち寄ってみた

そこで頼んだビールも不思議な香りがした

どうやら小さい飲食店に流れているのかもしれない

症状を確認しないと先に進まない気がして・・・

これは手を引いた方がいいような気がしてきた

ダグラスは報告書を回すのだろうか?

自分では確認できないなら・・・報告もしないかもしれない

2、3日様子をみるか・・・悩みながらビールを飲む

ソアラとエドガーは2人で何か話しこんでいる

ロビンは酔っぱらったノアで遊んでいる・・・まぁ、いいか

宿に戻る

男女で部屋を分ける

久しぶりかもしれない、ロビンと一緒に寝る

とくになにをするわけでもなく、お互いを抱き枕にして

飲み過ぎたかもしれないな・・・これは仕事なのだろうか?と不思議に思ってしまう。