目が覚めた

なんとなく自分のお酒の量がわかった気がした

2杯のんで出来上がる

そこでとめないと酔った勢いで飲むらしい

まだ外は薄暗い

飲まなくてもいいと思うのだけれど

この仕事をしていくならお酒くらい飲めた方が楽しいだろうと

酔った勢いで・・・そんな変な期待をしているつもりはない

自分の仕事で人を一人殺している

のんでもやってられない気がした

エドガーとノアは静かに寝ている

ノアも酔っていた気がするが・・・

ベッドの上に服が脱ぎ捨ててある、下着姿でねているか

旅をしていると寝巻?パジャマというのは荷物になるから必要ない

起きてコーヒーを入れる

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物音で目が覚めた

シャロンがコーヒーを入れている

安い宿だけどベッドは気持ちよく寝れる

宿は毎日変えることにしているらしい

彼女の仕事らしい

おかしなことをしていないか・・・簡単に調査という名目らしいが

とくに調べているわけでもない

建前上という感じか

宿側も適当な報告しかされないので安心だろう

宿代は国が払うらしい

飲食店も同じように店を変えている

さすがに食事代は自分で払っているみたいだった

かなり特殊な役職らしいが彼女の能力が高い感じもしない

魔力はあまり感じない・・・気のせいだろうか

私と魔力の周波数が違うから彼女に憑依することはできないだろう

やはりあの時の女ではないらしい

ロビンは高い魔力を持っているのがすぐに分かったが

こちらも周波数が違うから憑依はできない

とうぶんの間はこの体を大事につかうしかないだろう

まぁ、感度がいいので気に入ってはいるけれど

体を起こす

シャロン「おはよう」

ノア「おはよう・・・ございます」

シャロン「あなたもコーヒー飲む?」

ノア「・・・うん」

テーブルに向かい合ってコーヒーを飲む

この女が何のためにこの仕事をしているのか少し興味がわいた

あまり質問をしてあれこれ聞くのもつまらないか・・・

時間はいくらでもある気がした

この子たちと旅をするのは退屈しのぎになっていいかもしれないと思い始めた

いつかエドガーとソアラに私があの時の魔女だと打ち明けたら

どんな反応をするだろうか?

それまでに2人といい関係になっておいたほうが素敵な反応をしてくれそうだ

・・・楽しみは大切にしないといけない

会話もみあたらない・・・無理に話すこともないだろう

エドガーはまだ寝ている

時計は6時30分

シャロン「朝食を食べに行きましょうか?」

ノア「そうだね」

2人で服を着て部屋を出る

ロビンは寝起きが悪いらしく朝食には誘わないらしい

宿の食堂で朝食を頼む

パンと卵、スープ、味は薄いが普通の食事だ

ノア「そういえば家事ができるかきいていたけどこの生活なら必要なさそうね」

シャロン「街にいるときはね・・・山とか森の調査になるといろいろお願いすると思う」

ノア「なるほど・・・口に合えばいいけど」

シャロン「あ・・・あなたの国の料理?味違うのか・・・」

ノア「安心して、自分の国の料理の味はしらない・・・この国で育ったし・・・」

シャロン「そう」

ノア「旅で持ち歩ける食材ならたいした物も作れないと思うけど・・・」

昔、料理にはまっていろいろ作った時期があったけど・・・何年前だろうか?

食材と道具があればそれなりには作れる気がした

シャロン「簡単なものでいいわ・・・食べれれば」

ノア「・・・そう」

あまり食への欲求はないのだろうか?

シャロン「仕事をしながらいろいろな街をまわれば美味しい物も食べられるかもね」

ノア「それは期待させてもらうわ」

シャロン「あなたって私よりお酒弱いのね」

ノア「あ・・・」

シャロン「昨日は1杯で酔っぱらっていたでしょう?」

たしかこいつは2杯でよっていたきがするが・・・まぁ、いいか

ノア「そうみたいですね」

この体がアルコールに弱いらしい

前の体は気持ちよく飲んでいた気がするが・・・控えたほうがよさそうだ

食事を終えて部屋に戻る

シャロン「そろそろみんなを起こしましょうか・・・ロビンとソアラを起こして来てもらってもいい?」

ノア「わかった」

・・・朝からやってたおもしろいけど

そんなことを思いながらドアをノックする

返事はないドアノブを回すとドアが開く

不用心な・・・

部屋に入る

それっぽい声とベッドがきしむ音がした

やれやれ

ノア「おはよう」

ロビンと目があう

ロビン「おはよう・・・あなたも混ざる?」

ノア「あ・・・今は遠慮しとくかな・・・」

ロビン「そう」

ノア「どうぞ続けて」

ロビン「・・・」

混ざってもよかったかもしれないと思いながら部屋をあとにした