翌日の放課後。

 今日もどの部活も休みらしく、放課後になった今でも教室の中はさわがしい。

 そんな中、大和くんに、あの奥の教室に呼び出された。

 さすがに、今日は無視するわけにもいかないよね。
 この間、あんなことあったばかりだし。


 呼び出された教室の前に着くと、もうすでに大和くんは教室の中にいた。

 私は中に入って、ドアを閉め、大和くんに近づく。

「あのっ! この間はごめんね。あんなことになってるなんて思わなくて……」
「別に、相沢さんが謝る必要はないだろ? 何も悪いことしてないんだし。それとも、俺としゃべってるのは悪いことなの?」
「ううん、悪くないよ。クラスメイト……だし」
「ははっ。そういうとこはハッキリ言うんだな。クラスメイト、か」