えぇ!? 恋って……あの恋!?

 アンドロイドに恋するとか……!

 絵美ちゃんはもちろんそのことは知らないけれど。


 そうなのかな? 私、恋……してるのかな?


 そう思うと、もう大和くんのことが気になって仕方ない。

 恋すると、こんなにもソワソワしちゃうものなの……?

「りかちゃん、かわいいー! 顔赤いよ?」
「もう、言わないでよー。自分でもよく分かんないんだからっ」
「その自分でもよく分かんないってのがまた、いいよねー。かわいいなぁー」

 絵美ちゃんはもう完全に私のことをからかっている。

 でも、こういう相談できるのは絵美ちゃんしかいない。
 別にからかわれてるのが、そんな嫌な感じでもないからいいんだけど。