「ちょっと聞いて聞いて!ついに、ついにだよ羽花ちゃん……っ!」
「聞いてるから落ち着け、未理」
「だって、だってねっ」
ダンッと机に手をついて覗き込んだ親友の瞳には、呆れの色が浮かんでいた。
いつもそんな顔をさせてしまってごめんよと心のなかで謝りつつ、態度は全く変えないのがこの私。
こんな私のそばにいてくれるんだから、相当な物好きだなーとどこか他人事のように思いながら日々を過ごす、いたって普通の女子高生。
そしてこちらは、親友の田中羽花ちゃん。
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