やっぱり私は地味過ぎるのかな……?

クラスでも凛ちゃんしか友達がいなくて、話せないから。

というか、さっきの男の子たちみたいに言われる事もよくある。

仕方ない。そう思っていた。


「すみれちゃん、あんな事気にしなくていいからね」


えっ……。


「き、きこえてたの?」

「うん、私は耳がいいから」


聞こえていたとは思わなくて、驚いた。


「それにね、私が誰と仲良くしようが別にいいじゃない。私は……私が一緒にいたいと思ってる人と一緒にいるの。だから、すみれちゃんと一緒にいるんだよ!」


そう言ってくれた凛ちゃん。


「それにすみれちゃんは、可愛いんだから!」


えっ……。


「凛ちゃん、そう言ってくれてありがとう。でもね、私は可愛くはないから。……って、どうしたの?」


私の顔をじっと見ている凛ちゃん。