後半戦でようやく試合が動き、1対0で惜敗した。
颯太はミスをしたメンバーを励まし、明るく周りを労っていた。
負けてしまったものの、3年生も当然後輩たちの頑張りを讃えてくれた。
グラウンドの片付け後、駅へ向かう部員たちの少し後ろを、愛花と会話しながら歩いた。
「惜しかったねえ。もう少し時間があったら流れが変わってたかもしれないのに」
「そうだね」
「でも、高瀬先輩はやっぱりすごかったね。最後までチームを引っ張っててさ」
「…うん」
颯太の足は大丈夫なんだろうか。
心配しながら、ふと、前にいるメンバーの中に颯太の姿が見えないことに気づいた。
後片付けの時はちゃんといたのに、用事でもあって先に帰ったんだろうか。
いや、こんな日に用事なんて…
胸騒ぎがしてぴたりと立ち止まる。
「愛花、私忘れ物したから取りに行ってくる」
「ち、ちょっと、紗知?」
愛花の戸惑いの声を背に、駆け足で学校へと戻った。
颯太はミスをしたメンバーを励まし、明るく周りを労っていた。
負けてしまったものの、3年生も当然後輩たちの頑張りを讃えてくれた。
グラウンドの片付け後、駅へ向かう部員たちの少し後ろを、愛花と会話しながら歩いた。
「惜しかったねえ。もう少し時間があったら流れが変わってたかもしれないのに」
「そうだね」
「でも、高瀬先輩はやっぱりすごかったね。最後までチームを引っ張っててさ」
「…うん」
颯太の足は大丈夫なんだろうか。
心配しながら、ふと、前にいるメンバーの中に颯太の姿が見えないことに気づいた。
後片付けの時はちゃんといたのに、用事でもあって先に帰ったんだろうか。
いや、こんな日に用事なんて…
胸騒ぎがしてぴたりと立ち止まる。
「愛花、私忘れ物したから取りに行ってくる」
「ち、ちょっと、紗知?」
愛花の戸惑いの声を背に、駆け足で学校へと戻った。



