「…あれ?」
昼食もろくに喉を通らず、集中できないまま過ごしていた午後の仕事中。
【婚約の件について】と題されたメールが届いた。
婚約という二文字に今さら驚いたけれど、その送信主の名前にも驚いた。
特段珍しい名前というわけでもないけれど、もしかして同一人物だろうか。
指定された時間に、再び15階へと向かった。
エレベーターを降りると、スーツ姿の長身の男性が立っていた。
「有沢さんですね。神代専務の秘書の佐藤です。突然お呼びだてして申し訳ありません」
丁寧に頭を下げられたからやっぱり別人かと思ったけれど、顔を上げた彼はニヤリと口角を上げた。
その切れ長の目元には面影が残っている。
昼食もろくに喉を通らず、集中できないまま過ごしていた午後の仕事中。
【婚約の件について】と題されたメールが届いた。
婚約という二文字に今さら驚いたけれど、その送信主の名前にも驚いた。
特段珍しい名前というわけでもないけれど、もしかして同一人物だろうか。
指定された時間に、再び15階へと向かった。
エレベーターを降りると、スーツ姿の長身の男性が立っていた。
「有沢さんですね。神代専務の秘書の佐藤です。突然お呼びだてして申し訳ありません」
丁寧に頭を下げられたからやっぱり別人かと思ったけれど、顔を上げた彼はニヤリと口角を上げた。
その切れ長の目元には面影が残っている。



