ゲーム終了後、隅に戻ってきたメンバーたちはタオルで汗を拭いていた。
「仮入部の1年けっこうみんな上手だね」
「ホントっすね。負けてらんないです」
ビブスを脱いでしまったから、もうほかの男子は誰が何番だったのか見分けがつかない。
けれど、彼はわかる。
試合中に何度も聞いた低く通る掛け声は、普通に会話をしていても耳にすっと入ってくるからだ。
その姿をじっと見つめながら、ホントだ、モテそうな先輩だな…なんて思っていたら。
不意に彼と視線がぶつかってギクリとした。
胡坐をかいて座っていた彼が、軽く首を傾けて口元を緩ませる。
彼は立ち上がって砂を払い、私と愛花の元へ歩いてきた。
近くで見ると、158センチの私より頭一個分背が高い。
驚いたのは茶色い瞳だ。
ダークブラウンの瞳の人は見たことがあるけれど、それよりも色素が薄い。
本当に純粋なブラウンで、そこに自分のシルエットが映っているのが見えそうなくらい。
まるで宝石のようだ、と思った。
「仮入部の1年けっこうみんな上手だね」
「ホントっすね。負けてらんないです」
ビブスを脱いでしまったから、もうほかの男子は誰が何番だったのか見分けがつかない。
けれど、彼はわかる。
試合中に何度も聞いた低く通る掛け声は、普通に会話をしていても耳にすっと入ってくるからだ。
その姿をじっと見つめながら、ホントだ、モテそうな先輩だな…なんて思っていたら。
不意に彼と視線がぶつかってギクリとした。
胡坐をかいて座っていた彼が、軽く首を傾けて口元を緩ませる。
彼は立ち上がって砂を払い、私と愛花の元へ歩いてきた。
近くで見ると、158センチの私より頭一個分背が高い。
驚いたのは茶色い瞳だ。
ダークブラウンの瞳の人は見たことがあるけれど、それよりも色素が薄い。
本当に純粋なブラウンで、そこに自分のシルエットが映っているのが見えそうなくらい。
まるで宝石のようだ、と思った。



