あたしは準ちゃんの部屋に来た。

けど準ちゃんは話すどころか一定の距離を保って近付きすらしない。


「苺...」


ついに準ちゃんが沈黙を破った。


「すき...」


いちゃいちゃしてない時に初めて聞く言葉。


「付き合って欲しいんだけど...」

「彼女は?」

「別れた、ちゃんと」

「そっか...」

「苺は俺の事すきじゃない?」

「.......すきだよ」

「よかった」


久々に見た準ちゃんの笑顔。


「こっち来て」


準ちゃんは隣をポンポンする。

そして後ろから首元に手を回す。

首にひんやり冷たい感触。


「え...」

「うん、よく似合ってる。メリークリスマス、苺」


そう言って準ちゃんはあたしにネックレスをプレゼントしてくれた。


「あたし何も用意してないのに...」

「苺がいい、プレゼント」


そう言って付き合って初めての...((