夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!

ファンクラブが発足して三ヶ月で、会員数は一万人を突破した。
オーナーさんはびっくりしてたけど、恭子さんはまだ不満みたいだ。



たっくんは、工場でも正体がバレたらしく、泣く泣く工場をやめることになった。
オーナーさんが、知り合いに頼んでレストランの裏方の仕事をみつけてきてくれた。
全く表には出ない仕事だけど、大丈夫かなぁ?



そして、ついにたっくんの二度目の公演が決まった。
今回は、東京、名古屋、大阪の三箇所、しかも、3000人は入る劇場だ。
オーナーさんはチケットがさばけるのかと心配していたけれど、即日完売だった。



「すごいもんだね。三箇所共、即日完売だなんて。」

「当たり前じゃないか。ファンクラブで準備した分もすぐに売れたんだから、こうなることはわかってたよ。」

「そうかい?僕はまだどこか信じられないよ。」

野沢オーナーは、とても嬉しそうだ。
私ももちろん嬉しい。
劇団員のみんなも喜んでいる。



今回は大きなポスターも作った。
公演では、Tシャツやトートバッグ等のグッズも売られる。
こういうの、私も欲しかったんだよねぇ。
ファンだから、欲しいグッズのこともよくわかる。
そういう要望を元にデザインも決めたから、きっとたくさん売れると思う。



そして、瞬く間に時は流れ、ついに公演の日がやって来た。