*
「なんで、一緒に帰らなかったんだよ。」
家に着くなり、たっくんが不機嫌そうに言う。
「だって…オーナーさんが言ってたじゃないですか。
スキャンダルは無い方が良いって。」
「そんなの気にしなくて良いって。」
「そんなわけにはいかないですよ。」
「俺は、皆に言うつもりだった。
なのに、あんな風に茶化して。」
たっくんは、明らかに不満気だ。
「良いですか?
今日、ようやくカムバック出来たんですよ。
長い間苦労して、やっと。
これから、たっくんはもっとたくさんのステージを踏んで、観る人達に感動を与えないといけないんです。
それなのに、もしも、私のことが原因で、また出られなくなったらどうするんですか!?」
「そんなつまらないことでダメになるなら、こっちから願い下げだ。」
「もう~!何言ってるんですか。
一番苦労したのはたっくんなのに。
それに、私のことで問題になったら、私が辛いです。
私はたっくんの足を引っ張るような真似はしたくないんです。」
私がそう言うと、たっくんは深い溜め息を吐き出した。
「わかったよ。じゃあ、友達ってことにしとけば良いんだな。」
「はい、そうしましょう。」
今日一日で、確かに私の想いは変わった。
今までは、たっくんの婚約者ということが嬉しくて誇らしくもあったけど、今日、私は現実みたいなものを目の当たりにされた。
たっくんは、未だにたくさんのファンがいて、本来なら私の手の届く人じゃないってことが。
「なんで、一緒に帰らなかったんだよ。」
家に着くなり、たっくんが不機嫌そうに言う。
「だって…オーナーさんが言ってたじゃないですか。
スキャンダルは無い方が良いって。」
「そんなの気にしなくて良いって。」
「そんなわけにはいかないですよ。」
「俺は、皆に言うつもりだった。
なのに、あんな風に茶化して。」
たっくんは、明らかに不満気だ。
「良いですか?
今日、ようやくカムバック出来たんですよ。
長い間苦労して、やっと。
これから、たっくんはもっとたくさんのステージを踏んで、観る人達に感動を与えないといけないんです。
それなのに、もしも、私のことが原因で、また出られなくなったらどうするんですか!?」
「そんなつまらないことでダメになるなら、こっちから願い下げだ。」
「もう~!何言ってるんですか。
一番苦労したのはたっくんなのに。
それに、私のことで問題になったら、私が辛いです。
私はたっくんの足を引っ張るような真似はしたくないんです。」
私がそう言うと、たっくんは深い溜め息を吐き出した。
「わかったよ。じゃあ、友達ってことにしとけば良いんだな。」
「はい、そうしましょう。」
今日一日で、確かに私の想いは変わった。
今までは、たっくんの婚約者ということが嬉しくて誇らしくもあったけど、今日、私は現実みたいなものを目の当たりにされた。
たっくんは、未だにたくさんのファンがいて、本来なら私の手の届く人じゃないってことが。



