夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!

「整理券が出るとはありがたいね。」

「この順番に入れるんですか?」

「そうだよ。これがあれば、長い間並ぶ必要が無い。
なくさないようにね。」

「はい。」







「おかえり!」

「たっくん、起きててくれたの?」

「あぁ、心配だったからな。
オーナーに電話して、整理券のこと、頼んだんだ。
今まで、整理券を出したことがないらしくて、かなり焦ってたよ。」



そうか、たっくんがオーナーさんに言ってくれたんだね。
たっくん、明日は早めに出るって言ってたのに、私を待っててくれるとは感激だね。



「心配かけてごめんなさい。
私は大丈夫なので、早く寝て下さい。」

「うん、わかってるんだけど、なんか目が冴えちゃって…」

「あ、少し、お酒を飲んだらどうですか?」

「俺……酒は断ってるから。」

あ、そうだったね。
シェリーさんのことがあって以来、たっくんはお酒を断ったんだったね。



「あ、じゃあ、ハーブティーをいれますね。」

一時期、眠れないことがあったから、その時に安眠のハーブティーを買ったんだ。



「なんだかすごく良い香りだな。」

「はい、気分を落ち着かせてくれるみたいですよ。
……お菓子、食べますか?」

「いや、ハーブティーだけで良いよ。」

たっくんは、ハーブティーを一口すすった。