夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!

「あ…蒸し返すようで悪いんだけど…」

「なんですか?」

「リュウは、あんたのことも知ってたみたいだよ。」

「えっ!?」

「だから、あの時、あんたがついてきても何も言わなかったんだね。
興信所を使って、三人のことを調べてたみたいだ。
大樹は、アメリカで農場をやってて、遥斗は家族で配送業をやってるらしい。
二人共、もうクスリとは完全に縁を切ってるけど、芸能界に戻るつもりは全くないんだってさ。」



大樹君が農業?
そして、遥斗君が配送業?
うわぁ、なんだかびっくり。



「おチヨは、やっぱりどうしてもリュウのことが嫌いになれないって、私に頭を下げたよ。
そんなこと、しなくて良いのに。
私も、おチヨの気持ちはわかるんだ。
もしも、達也が同じことをしたとしても、私も達也を嫌いにはなれないからね。
馬鹿だとは思うけど、仕方ないんだよ。」

おチヨさんも、恭子さんもすごいな。
確かに、恭子さんは以前言ってたね。
たっくんがどんな人でも、悪い部分をまとめて好きなんだって。
私はどうだろう?
私はたっくんが良い人だと思ってるから好きなのかな?
あ、でも、もし、お母さんの手術が嘘で、お金を返してもらえなくても…今の私なら許してしまうかも。
きっと、なにか事情があったんだって思ってしまうかもしれないなぁ。
それって思う壷なのかな?
私、馬鹿な女になっちゃったのかな?