夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!

あぁ、ついにたっくんの夢が叶うんだね。



「あれ?また泣いてる…」

「だって、嬉しくて…!」

「だから、早いって!
まだこの先のことは何もわからないんだぜ。
でも、第一歩が踏み出せたことは間違いない!
うん、きっとうまくいくよ。
長い間、苦労させて済まなかったな。」

「苦労なんて、何も……」

「本当にありがとう。」

とても優しいキス…
嬉しいけど、なんだか心配。
まさか、たっくん、このままいなくなったりしないよね。



「公演はいつあるんですか?」

「半年くらい先。」

「私も見に行って良いんですか?」

「当たり前じゃないか!
恭子も呼ばないとな!」

楽しみだな。
私、ミュージカル自体見たことがないよ。
DVDでも見といた方が良いのかな?



「劇団には有名な人はいるんですか?」

「いや~まだいないなぁ。
でも、主役の人はイケメンだし、歌もダンスもすごくうまいんだ。
きっと、あいつは有名になると思うよ。」

有名人もいないってことは、きっと、寂れた劇団なんだろうね。
そのくらい小さな劇団なら、却って目立たなくて良いかな?



私はこの嬉しいニュースを恭子さんにも伝えることにした。