夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!





「それで…どんな話があるっていうんだい?」

駐車場の片隅で、リュウ君が訊ねた。



「よくも達也をはめてくれたね。
シェリーの件に、まさかあんたが関わってたなんて知らなかったよ。」

おチヨさんが目を丸くして、恭子さんを見た。



「シェリーの件?何のことだい?」

「ネタはあがってるんだ。
シェリーから直接訊いたんだから。」

えーっ!恭子さん、一体いつの間にシェリーさんと会ったんだろう?



リュウ君は舌打ちをした。



「絶対に言うなって言っといたのに。信用ならない奴だな。」

「リュウ、どういうこと!?」

おチヨさんが感情的な声を上げた。



「今更バレるとは思わなかったな。
あぁ、その通りだ。
あれは、僕がやったことだ。
シェリーが達也のファンだっていうのを知って、思いついたんだ。」

「な、なんで、そんなことを!?」

「なんで?
僕は美男子隊が大嫌いだったんだ。
特に達也が。
大して実力もないくせに、あいつはセンターばかりだったし、ファンも一番多かった。
なんでだよ、おかしいじゃないか。
実力から言っても僕がセンターに行くべきだろ?」



リュウ君が喋ってるのを見てるのに、それでも信じられなかった。
リュウ君がたっくんのことを逆恨みしてたなんて。
それは、おチヨさんも同じようだった。
放心した顔をしている。