夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!





「そういうことだったんだね。」

恭子さんは沈んだ声で呟いた。



「え?何が…ですか?」

「シェリーのことだよ。」

「シェリーさんの?」

どういうことなのか、私にはピンと来なかった。



「思い出したよ。確かに、そんなことがあった。
私たち、一部のファンは、メンバーが泊まるホテルを知ってるんだ。
だけど、一度、達也が帰って来ないことがあったんだ。
マネージャーも達也の居場所がわからず探してた。
そのうち、リュウが帰って来たんだけど、リュウは達也のことは知らないと言ってた。」

そう言って、恭子さんは唇を噛み締めた。



(まさか……)



私の頭に浮かんだ嫌な想像を私は振り払った。
そんなこと、あるわけない。
そんなこと……



「……リュウにはめられたんだ。」

「えっ!?」

「今まで気付かなかったなんて悔しいよ。
考えてみたらおかしかったんだ。
シェリーが達也とそんなことになったのは、リュウがお膳立てしたからだよ。
リュウが達也をはめたんだ!」

「え……」



う、嘘…
あのリュウ君が、たっくんをはめた?
そ、そんな馬鹿な!



「リュウに直接訊きに行くよ!」

「えっ!?」

恭子さんは、スマホを取り出し、LINEをしているようだった。



「さぁ、行くよ!」

恭子さんは立ち上がった。
私も慌ててついて行った。