夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!





「たっくん…今、良いですか?」

「なに?」



あれから数日後、ようやくたっくんと話す機会が出来た。
ようやくというか、私はあまり話したくなかったのだけど。



「あの…恭子さんからの伝言なんですが…シェリーさんとのことを詳しく訊いてきて欲しいって。」

「は?恭子のやつ、今更、そんなこと訊いてどうするつもりなんだ?」

「さ、さぁ?」

ジョージさんに会った時のことは話してないけど、恭子さんがどういうつもりで訊きたがってるのかは、本当にわからない。



「俺もあんまり覚えてないんだよ。
確か、コンサートの後だった。
打ち上げで俺はめちゃくちゃ飲んで……
あ……」

「何か?」

「いつも酔っ払った時はマネージャーがホテルまで連れて行ってくれるんだけど…
あの日は、なんだかリュウが送ってくれたような気がするんだ。
いつもなら、恭子が待ってるんだけどその日はなぜだか恭子がいなくて…
そうだ、そうだ、恭子がいなかったんだ。
おかしいなと思ってたら、部屋に知らない女がいた。」

「えっ……」



どういうこと?
なんかおかしいよ。
部屋に知らない女って…
それがシェリーさんだったんだよね?
どうして??



「考えてみればおかしいよな。
シェリーは、どうやって部屋に入ったのかな?
それとも俺の記憶間違いか?
でも、いつもなら、恭子か他の知り合いの女がホテルのロビーで待ち伏せしてたんだよ。
それがいなかったような気がするんだ。」