夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!





「えらく遅かったんだな。」

「た、たっくん…待っててくれたの?」

「当たり前だろ。」



家に着いたのは、0時半頃だった。
たっくんは、私が帰ってくるまで、起きて待っててくれたらしい。



「ご、ごめんね。
恭子さんと美男子隊の話してたら、盛り上がっちゃって。」

「全くもうっ!何やってんだよ。
お腹は空いてないのか?」

「あ、はい。食べて来ました。」



正直にそう答えたけど…あれ?もしかして、たっくん…何か作ってくれてたのかな?



「じゃあ、コーヒーでも飲むか?
あ、寝る前にコーヒーは良くないか。」

「いえ、良いですよ、飲みましょう。
恭子さんがケーキ買ってくれましたから。」

「夜中にケーキ……」

たっくんは苦笑した。



今日は私が突然呼び出したから、恭子さんはたっくんへのプレゼントを買って来てなくて、それで、帰りにケーキを買ってくれたんだ。
こんな遅い時間にもあいてる店があったのが驚きだよ。



「お待たせ。」

「たっくん、どれにしますか?」

「どれもうまそうだな。
じゃあ、そのチョコのにしようかな。」

たっくんはチョコレートケーキ、私はモンブランにした。



「恭子とはうまくやってるんだな?」

「はい、頼りになるというかなんというか…」

「シェリーのこと…話したのか?」

うわぁ、困ったな。
どうしよう?
でも、話してないって嘘吐くのもなんだか白々しいような…