夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!





「な、なんだって~!シェリーに手を出した?」

「シェリー?ジョージさんの娘さんらしいです。」

「それがシェリーだよ。
ジョージが溺愛してるひとり娘。
よく殺されなかったね。」



えっ!?そんなに!?
たっくん、そんな大変なことをしちゃったんだ。
私はそれからのことも恭子さんに話して聞かせた。
アメリカに行ってから、ホームレスになるまでのことをすべて。



「え〜っ!?ほ、ホームレス?あの達也が?」

「そうなんです。公園のベンチが家だって言ってました。」

「信じられない!?
女にたかれば良かったのに。
親の手術代がないとか言ったら、馬鹿な女がすぐにホイホイ金を出すだろうに。」



(え??)



「え~っと…たっくんのご両親は…」

「達也が小さい頃に両親が離婚して、それから達也はお父さんと暮らしてた。
だけど、そのお父さんも美男子隊がデビューした頃亡くなったよ。」



え…
でも、たっくん…お母さんの手術代って…え…ええ~っ!?



「……どうかしたの?」

「え?いえ…な、なんでも。」



たっくんに限って、そんなこと、ない、ない。
大丈夫だよ。うん、大丈夫。



「じゃあ、あんたは達也がホームレスの頃に会ったんだね。
良く助けてやってくれたね。ありがとう。」

「い、いえ。」

恭子さんにありがとうといわれるのはおかしいよね。
別に、恭子さんはたっくんのなんでもないんだから。