夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!

「体重がある程度落ちてから、ボイトレとダンスのレッスンに通い始めた。
だけど、月謝が高いから、そのうち払えなくなって…オンボロアパートも追い出され、ついに、ホームレスになったんだ。」

たっくん、そこまで苦しくても、ダンスとボイトレはやめなかったんだよね。
それなのに、復帰出来ないなんて可哀想過ぎる。



「どうしたんだよ!?」

「え?そ、その、たっくん、すごく大変だったんだなって思って。」

「そんなこと、なんでもない。
それに、今はこうして幸せに暮らしてるんだから、泣くなよ。」



幸せ?
今の暮らしをたっくんは幸せだと思ってくれてるの?
私、家を貸す以外、なにもしてあげてないのに。



(あぁ、たっくんって、なんて良い人…)

そう思ったらまたまた涙が込み上げて来た。



「あ~あ…本当に、今日はどうしたんだよ。」

「た、たまにはこんな日もあります。」

私は慌てて涙を拭った。



どうにかならないんだろうか。
こんな話を聞いたら、ますますたまらなくなる。
どうにかして、再デビューさせてあげたい。
でも、私には何の力もない。
私は、恭子さんに連絡した。
今、頼れるのは、恭子さんだけだから。