夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!

「どうしてアメリカに行ったんですか?」

「それは……」

たっくんは、黙り込んでしまった。
やっぱり何か言い難いことがあるんだね。



「あの…」
「仕方なかったんだ。」



「え?」

「そろそろ聞いてもらった方が良いかもしれないな。
もしかしたら、それで俺のことが嫌いになるかもしれないし。」

「えっ!?」

たっくんは、寂しそうな笑顔を見せた。



「俺と遥斗、大樹は、日本にいられなかったんだ。」

「ど、どういうことですか?」

「やらかしちゃったんだよ。
バレたら大変なことになることを。
もちろん、事務所が揉み消してくれたけど、それだけじゃまだ安心出来なかったんだろうな。
俺たちはほとぼりをさますため、アメリカに送られた。
しかも三年もな。
もちろん、事務所はクビになったし、二度と芸能界に戻って来るなとも言われた。」

そっか、やっぱり何かあったんだね。
世間に公表出来ないようなことが…



「二人のことは言えないが、バレたらもちろんもう絶対芸能界には戻れないようなことだ。
俺は……事務所のボスであるジョージさんの娘に手を出してしまったんだ。
言い訳になるかもしれないが、あの時はかなり酔ってたし、その子がジョージさんの娘だなんて知らなかったんだ。本当だ。
ジョージさんの娘は当時まだ未成年だったし、バレたらかなりのスキャンダルになってただろうな。」