夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!





「どうかしたのか?」

「え?」

「体調悪いんじゃないのか?」

「え、そんなことありません。」

「そうか?具合が悪いなら、無理しなくて良いんだぞ。
俺がひとりで行ってくるから。」

「ほ、本当に大丈夫です。」

たっくん、なかなか鋭いね。
実はこの前から、なんか落ち込んでるんだよね。
あんまり眠れないし、食欲もないし、何もしたくない。
実は仕事も一日休んだんだ。
たっくんにバレないように、家を出て、外で時間を潰したよ。



「あんまり大丈夫そうじゃないな。
本当に大丈夫か?
病院行くか?救急病院、このあたりにある?」

「だから、本当に大丈夫ですって。」



結局、スーパーにはいつものようにふたりで出かけたけど、確かに盛り上がらなかったなぁ。



「これ、飲んどいたら?」

たっくんが差し出したのはドリンク剤。
優しいよねぇ。
私のこと、心配してくれてるんだね。



「ありがとうございます。」

手渡されたドリンクをぐいっと一気飲み。
たっくんはそれを見て頷いた。



「コーヒー、入れるね。
クッキーも食べる?
それともパンケーキでも焼こうか?」

「あ、私はコーヒーだけで良いです。」

「わかった。」



本当に優しすぎるよ、たっくん。
またなんか涙が出て来たよ。
こんなことで涙が出るなんて、もしかしたら、私、病気なのかな?