夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!





「びっくりすることがわかったんだ!」



あれから数日後、恭子さんからお呼びがかかって、待ち合わせした。
そして、会うなり、恭子さんはそんなことを言ったんだ。



「何なんですか?びっくりすることって。」

「あれから、葛西にまた会ったんだけど…」

「葛西…?」

「例の音楽プロデューサーだよ!
達也のこと、ハッキリ断られた。
なんでも、元の事務所からのお達しらしくってさ。」

「え?どういうことですか?」

「だから、元の事務所が、達也が芸能界に戻ることを妨害してるってことだよ。
達也を使うなら、うちの事務所の所属タレントは使わせないって、圧力をかけてるみたいだ。
だから、達也は今までどんなに頑張っても、オーディションに受からなかったんだよ。
あんなに実力のある子なのに、おかしいと思ったよ。」

「えー…」



あ、そういえば、たっくん言ってたね。
その場では手応えを感じるのに、結果はいつも落選だって。
つまり、いざ、たっくんを使おうとしたら、事務所からの圧力がかかって、使えなかったってことなのかな?
酷い!そんなの酷いよ!



「でも、なんでそんなことになったんだろう。
辞める時に相当何かこじれたのか…」

確かにそうだよね。
そこまで妨害するなんて、普通じゃないよね。