夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!





「たっくんの通ってるダンスのレッスンとボイトレって、どんな感じなんですか?」

「どんな…って、普通だよ。」

そうだよね、そうなるよね。
質問の仕方がまずかったね。



「えっと、ワンマンですか?」

「あぁ、そういうことね。
ボイトレは、ワンマンだよ。」

「有名な先生なんですか?」

「さぁ、どうかなぁ。
実は、ボイトレの先生、アメリカ人なんだよ。
日本語もあまりしゃべれない。」

「たっくん、英語出来るんですか?」

「そんなには話せないよ。
アメリカに少しいたから、ほんの少しはわかる。
でも、片言でもなんとかなってるんだ。」

「どうしてその先生にしたんですか?」

「質問攻めだね。」

たっくんは、苦笑した。



「俺の事を知らない先生に付きたかったんだ。
ダンスの先生も韓国人なんだ。
だから、俺のことは全く知らない。
その先生は、ありがたいことに日本語ペラペラなんだ。」

そうだったのか~
確かに、バレたら、いろいろと面倒だったかもしれないね。



「でも、どうして急に?」

「え…えっと、恭子さんが、ボイトレやダンスのレッスンは良い先生についた方が良いって。
お金の工面ならするからって。」

「は?恭子らしいなぁ…」



わ、なんだかジェラシー。
恭子さん、けっこう気に入られてる?
たっくんはそんなことを感じさせる笑みを見せた。