夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!

いやいや、恭子さんも良い人だよ。
ライバルだけど、そう思う。
ただ、お小遣いだけは困るんだよね。
会う度にお小遣いをくれるから、いまやかなりの大金になってしまってる。
たっくんは絶対に受け取らないって言ってるし、恭子さんも返されても困るって言って受け取ってくれないし、本当に困る。



「じゃあ、また何か動きがあったら連絡するから。
あ、これ、頼むね。」

「は、はい。」

また今日も紙袋を託された。
だいたいは下着や服だけど、この前なんて、高そうな腕時計が入ってたよ。
たっくんはそういうのも躊躇わずに受け取ってしまう。
そのあたりがやっぱり元アイドルなのかなぁ?
プレゼントをもらい慣れてるんだよね。



そういうわけで、たっくんは以前よりパリッとしたかんじにはなった。
身につけるものが変わるだけで、だいぶ変わるもんだね。
あんまり目立ったら、たっくんだってことがバレるんじゃないかとちょっと心配だ。







「あ、今回は財布が入ってる。
でも、こんな財布なんてもらっても…あ。」

たっくんが財布を開けると、そこには札束が入ってた。



「……全くあいつもしつこいな。」

たっくんは札束を出して、私に手渡した。



「はい、預かりますね。」

「これ、良かったら使ってよ。俺、今の財布で十分だから。」

「じゃあ、財布も預かりますね。」

お金を入れてるクッキーの缶に、財布も入れとこう。
それとも、フリマサイトで売っちゃう!?