弟の頭が弾け飛んだ。 まるで熟れた柘榴のような断面を覗かせながら、死んだ。 「落ちたもんだな……蓮。」 初めて聞いた祐司の弟の名前。 それが…… こんな形でなんて。 「………嫌ぁあぁああぁぁぁ!!!!」 助けて…くれたのに…………