「………あたしの腕をきったのは誰なの…………????」 あの時、祐司は車の中にいた。 意識を失う寸前、祐司が駆け寄って来たのも見た。 じゃあ誰が………???? 「………コイツだよ。」 祐司は倒れてる男を蹴りながら答えた。 男は呻いて顔をしかめる。肩からの出血は止まりそうもない。 「………俺の……弟だ。」