DOLL〜呪〜





「―――…ッ来ないでぇッ…!!!」


あたしは泣き叫びながらとにかく走った。

髪を留めていたお気に入りのヘアピンも、履いていた可愛いバレエシューズもどこかへ吹っ飛ばしてしまった。
だが今は、そんな事よりもあの男への恐怖の方が勝っていた。










やっとマンションが見えた。


階段を駈け登り、玄関のドアに鍵を差し込む。
そして…


バタン



ドアを閉めた。