「!?!?」 不思議に思いながらも、顔を前に戻した途端、 道の真ん中に真っ赤な箱が落ちていた。 いや、堕ちていた。 最初は通りすぎようとしたが、 やはりどうしても気になる。 あたしは、 その赤い箱を手にとった。 両手で抱えられるくらいの大きさで、少し重い。 やはり、手にとってしまうと 開けたくなってしまう。 あたしは恐る恐る その箱を開けた。