「あーあ、この分だとすぐに孕まされて囲われるわね」
「ち、ちょっと、ユキちゃん」
変な言い方しないでと言いかけたところで、ノックする音と共に部屋のドアが開かれた。
「未来、仕度できたか? そろそろ――」
部屋に入ってきた和輝は未来の姿を見て息を飲んだように立ち止まった。
雪成は未来を椅子から立たせると和輝に見せつけるように言う。
「綺麗でしょー。私の手にかかればこんなもんよ」
「わかってはいるが、複雑だな」
和輝は未来の横に立つとそっと肩を引き寄せた。
想いが通じ合った後、和輝の雪成への誤解は完全に解かれている。
それでも未来がこの上なく気を許している一番近い存在が自分以外にあることに和輝は思うところがあるようだ。
少しだけ眉間に皺をよせた和輝に雪成はにっこり笑う。
「今年の未来の誕生日も綺麗に仕上げて送り出したでしょう? あそこまでしてなんも無かったら、未来の片思い相手は本当に未来を妹だと思ってるか、修行僧なのかどちらかだと思ってたの。まあ、どっちでも無かったみたいだけど」
「ユキちゃんあの時、そんなこと考えてたの……?」
あの日雪成にそんな思惑で送り出されていたとはと未来は驚く。
「ち、ちょっと、ユキちゃん」
変な言い方しないでと言いかけたところで、ノックする音と共に部屋のドアが開かれた。
「未来、仕度できたか? そろそろ――」
部屋に入ってきた和輝は未来の姿を見て息を飲んだように立ち止まった。
雪成は未来を椅子から立たせると和輝に見せつけるように言う。
「綺麗でしょー。私の手にかかればこんなもんよ」
「わかってはいるが、複雑だな」
和輝は未来の横に立つとそっと肩を引き寄せた。
想いが通じ合った後、和輝の雪成への誤解は完全に解かれている。
それでも未来がこの上なく気を許している一番近い存在が自分以外にあることに和輝は思うところがあるようだ。
少しだけ眉間に皺をよせた和輝に雪成はにっこり笑う。
「今年の未来の誕生日も綺麗に仕上げて送り出したでしょう? あそこまでしてなんも無かったら、未来の片思い相手は本当に未来を妹だと思ってるか、修行僧なのかどちらかだと思ってたの。まあ、どっちでも無かったみたいだけど」
「ユキちゃんあの時、そんなこと考えてたの……?」
あの日雪成にそんな思惑で送り出されていたとはと未来は驚く。



