クラッシックやジャズを好む和輝だが、車に乗るときはこういう大衆的な曲を聴いているようだ。
心地よく耳を傾けながら他愛の無い会話をする。
「でね、美津子さんのスマホにアプリ設定しておいたから、和くんにも連絡いくかも」
「俺の所にはこないかもしれないな。いつも冷たい孫だって言われているから」
「そんなこと無いでしょ。美津子さんいつも和くんの事気にしているし、和くんも毎週美津子さんの様子を見にお屋敷に戻ってきてるんでしょ」
未来が言うと、和輝はちらりとこちらに視線をよこして言った。
「まあ、元気そうに見えても持病はあるからな」
「うん、あの時は心配したよ」
美津子は去年心臓の発作を起こした。
心房細動と診断され、命の危険はないものの今は発作を抑える薬を飲んでいる。
「でも、お婿さんが心臓の専門医だから安心だね」
貴久の妹、和輝にとっての叔母は産婦人科医をしていて、その夫も心臓外科医だ。都内の大学病院に勤めていると聞いている。
「娘の旦那じゃなくて、もっと若いイケメンドクターがいいと言っているが」
「ふふ、美津子さんらしいね」
心地よく耳を傾けながら他愛の無い会話をする。
「でね、美津子さんのスマホにアプリ設定しておいたから、和くんにも連絡いくかも」
「俺の所にはこないかもしれないな。いつも冷たい孫だって言われているから」
「そんなこと無いでしょ。美津子さんいつも和くんの事気にしているし、和くんも毎週美津子さんの様子を見にお屋敷に戻ってきてるんでしょ」
未来が言うと、和輝はちらりとこちらに視線をよこして言った。
「まあ、元気そうに見えても持病はあるからな」
「うん、あの時は心配したよ」
美津子は去年心臓の発作を起こした。
心房細動と診断され、命の危険はないものの今は発作を抑える薬を飲んでいる。
「でも、お婿さんが心臓の専門医だから安心だね」
貴久の妹、和輝にとっての叔母は産婦人科医をしていて、その夫も心臓外科医だ。都内の大学病院に勤めていると聞いている。
「娘の旦那じゃなくて、もっと若いイケメンドクターがいいと言っているが」
「ふふ、美津子さんらしいね」



