「会社の人に見られたら大変なことになるでしょ。私を火の海に投げ込みたいの?」
車で通勤している和輝に一緒に乗るように言われ続けているが、未来はずっと固辞している。
彼は自分の女性人気のすさまじさを知らないのか。
副社長という肩書と近寄りがたい雰囲気ゆえ、表立ってアプローチする女性は多くないだけで、その冷たい雰囲気が俺様っぽくてむしろ素敵と熱い視線を送っているファンがどれだけいるか。
彼と個人的な関り、まして一緒に暮らしているとなど知れ渡ったら恐ろしいことになる。
いずれかここを出ていく身ならなおさらだ。
「……って、和くん、わざとはぐらかしてるでしょ」
この手の話になると、和輝は絶妙にかわしてくる。
「君が何回も同じようなことを言うからだろう。出ていく事より、今は俺のことを考えてほしいんだが」
膨れた未来に和輝は余裕の笑みを浮かべた。
「作ってくれたのは君だろう。片付けをするのは当然だ」と譲らなかったため、後片付けを和輝に託した未来は先に入浴を済ませ、寝室に向かった。
キングサイズのベッドの左側にもぞもぞと入って目を閉じる。
車で通勤している和輝に一緒に乗るように言われ続けているが、未来はずっと固辞している。
彼は自分の女性人気のすさまじさを知らないのか。
副社長という肩書と近寄りがたい雰囲気ゆえ、表立ってアプローチする女性は多くないだけで、その冷たい雰囲気が俺様っぽくてむしろ素敵と熱い視線を送っているファンがどれだけいるか。
彼と個人的な関り、まして一緒に暮らしているとなど知れ渡ったら恐ろしいことになる。
いずれかここを出ていく身ならなおさらだ。
「……って、和くん、わざとはぐらかしてるでしょ」
この手の話になると、和輝は絶妙にかわしてくる。
「君が何回も同じようなことを言うからだろう。出ていく事より、今は俺のことを考えてほしいんだが」
膨れた未来に和輝は余裕の笑みを浮かべた。
「作ってくれたのは君だろう。片付けをするのは当然だ」と譲らなかったため、後片付けを和輝に託した未来は先に入浴を済ませ、寝室に向かった。
キングサイズのベッドの左側にもぞもぞと入って目を閉じる。



