そしたら……

プロポーズとか…するのかな。

そしたらきっと……

きっとさ……………………………。




…………いい旦那さんになるんだろうな。




かわいいお嫁さんと……

いっぱい出掛けたり………するのかな。

それ、って……キスとかするんだよね。

きっとそういう事…も……。

少し前。

私に好き、って言ってくれたけど…

かわいい、って言ってくれたけど…

それ全部……

そのお嫁さんに言うのかな…。

















……………………………………いいなぁ。








私だって……

桃季とずっといっ​─────​─────…


あ…。だめ!

チクッ、てする気持ちを必死に抑えた。

妬いちゃだめ……。

桃季の隣が私じゃなくて、他の女の子でも。

妬かない。

もう……っ、拗ねないもん…。

一瞬そう思ったけど…、やっぱりそんな決意は甘く……。

多分妬くし、拗ねる自信しかない私はそっと目をつぶった。

目をつぶっても尚……

桃季の泣き声だけがしばらく鼓膜に届く。

それがなんだか名残惜しくて。
出来ることならもう1度目を開けたかったけど

もう……、そんな力……なくて。

私はそっと意識を手放した。



大好きな人の腕の中で。