「…っ、え……っ」

お兄……ちゃんって…、

そんな事気にしてたの……?

呆気にとられていると、
桃季と視線がぶつかった。

そして眉を下げて少し困ったように
笑った桃季が私の視界を埋めた。

「おっぱい小さい、とかなんだよ……。
……好きな女のおっぱいがいいに決まってんだろ?」

その言い聞かせるかのような口調に涙が零れてそっぽを向く。

「……っ、」

「そんなプンプンするなよ……。
……………………芹奈だから抱いたのに」

「…………………………」

やば…ぁ、、い…。

なんか桃季……

超かっこいい……。。

あんま…余裕なさそうな目で私の事見てくるから心臓がえぐいぐらいにドキドキして収まらなかった。

熱くなってく頬に桃季の手が触れる。

「でもそういうこと言うなら……
もう抑えねぇからな……」

「そういう……、、こと?って……?」

「……っ、芹奈が……俺に……っ、その…、なんか…手出して欲しそうみたいな……言い方。」

「……っ、もも…っ、んっ……」

頬に触れられた桃季の手がゆっくり首の後ろにスライドされて、グイ、っと引き寄せられた。

そして無理矢理唇をこじ開けられて、
昨日よりも心なしか深く……
絡み付くように熱い感覚が舌に溢れていった。