逃げるように、お皿を持って立ち上がろうとしたら。
「いいよ、俺が取ってきてあげる」
「え、えっ?」
手からお皿を奪われてしまった。
何が起きたのか理解できず固まってると。
「百葉ちゃん俺に隠してることあるでしょ?」
「隠してること、ですか?」
「そう。もしくは我慢してること」
も、もしかして……いや、そんなまさか。
ぜったい気づかれないように、普通にしてたのに。
「足痛いんじゃない?」
「な、なんで……ですか」
「百葉ちゃん見てたらわかるよ。少し歩きにくそうにしてたし、靴擦れでもしたのかなって」
わたし何も言ってないのに。

