ラーメン屋さんの彪(タイガ)くん


「赤い観覧車でしたね!」



「乗ったら色なんか見えねーだろ」



「赤は愛情の赤です
わあ!どんどんあがってく!」



「オマエ、はしゃぎすぎ」



はしゃいでるのは
たぶん

緊張してるからです



大河原さんと狭い空間で密室



ドキドキしてるのは
ドンドン地上から離れていくから?

それとも
大河原さんが近いから?



大河原さんていつも
向かい合わせに座らない

いつも私の横に座る



これは…
キスをするためですか?



ドキン…



「あ、大河原さん
あそこに犬います
見えますか?」



「ぜんぜん見えねー」



「ちょっと暗くなってきましたね
帰り、なんか食べて帰りますか?」



「んー…そーだな
腹へったかも…」



「私もへりました
お腹なっても笑わないでくださいね」



お腹じゃなくて
ずっと胸が鳴ってる


お腹なんてすいてない
胸がいっぱいで



「メメちゃん、メメちゃん…」



「ん?なんですか?メメちゃんて…」



「やっとこっち見た
さっきからずっと外見てるから…」



「だって観覧車って
景色見るために乗るんですよね?
すごい遠くまで見えますよ」



「景色見るために乗るヤツいんの?
景色見るためにオレとデートしたかった?」



「や…それは…」



違う



「オレしか見なくていい

観覧車って
そのために乗るんだよ」



大河原さんの唇がゆっくり近付いた



ゆっくり目を閉じたら



ーーー



そのまま触れた



ーーー

ーーーーー

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大河原さん
いつものキスと違う


いつも軽くチュッ♡ってしてくれるのに


今日は観覧車だから?

デートだから?



ーーーーー

ーーー

ーーーーー



熱い



ーーー

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これはマッキーさんが言ってた
ベロチューですか?


ドキドキして張り裂けそう



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大河原さん
今までこんなキスしたことないのに…

どーしたのかな?



息できない



「ん…大河原さん…
いつものキスと、違う…」



「え…あ…悪りー…
いつものクセで…」



いつもの…


クセ?



「あの…手も、胸に…」



大河原さんの手が私の胸にあった



「あ…ごめん…」



いつものクセで…

それは私じゃない