「大河原さん…
私、ひとりで帰れるから大丈夫です
大河原さん、こっちですよね?」
分かれ道で声を掛けた
「や、大丈夫だよ
家まで送るって…」
やっと私を見てくれた
大河原さんが優しい顔だったから
涙が溢れて慌てて手で拭いた
「え…ごめん…」
大河原さんが驚いた顔をしたけど
私も自分で驚いた
なんの涙だろう?
「ごめんなさい
なんか、さっき足首捻ったのかな…
ちょっとズキズキして…」
泣くくらい痛かったのかな?
「オレが嫌な気持ちにさせた
ごめん
でも、なんでもないから…」
きっと、なんでもなくはない
お酒飲めないのも
車乗れないのも
あの人と対等じゃないの気にしてる
そんなの
今は関係ないでしょ
私のこと遊びじゃなかったら
私のこと本気で好きでいてくれたら
あの人のことは
もぉ関係ないでしょ
まだ、気になってるの?
「大河原さん
私、大河原さん好きですよ
…
あの人もまだ
大河原さんのこと好きなのかもしれないけど
私は大河原さんを譲りたくないです
…
絶対ヤダ
嫌です
…
大河原さんは、どぉですか?
…
少しでも気になってるなら
まだ間に合うかもしれないですよ」
涙を拭きながら
大河原さんに気持ちを伝えた
悔しいけど
好きだったら
年齢とか関係ないですよ
仕方なく
年の近い私と
無理に一緒にいることないですよ
遊びでも二股でもいいから
私のこともたまに相手にしてください
絶対、誰にも言わないので…
それくらい私は
大河原さんのこと好きになってます
2番でも
何番でもいいです
別れて気まずくなるのが嫌なら
別れなきゃいんだろ
大河原さん
そう言いましたよね
それって…
そーゆー意味でしたか?



