「イブキのお言葉に甘えて
ゆっくりして行こうかな…」
タイガさんが私に寄りかかった
「アレ…?
メメ、泣いてる?」
「んー…だって…
伊吹も…タイガさんも…
みんな…ありがと…」
タイガさんと一緒に今ここにいるのも
奇跡みたいで
伊吹がこんなおねーちゃんでも
大事に思ってくれてるのも嬉しくて
全部が涙になりました
「メメ、寂しかった?」
「はい…
寂しかったし…心配でした」
タイガさんの右手が私の涙を拭います
「事故の後
タイガさんからずっと連絡なかったし…
ホントに無事でよかった
…
もぉタイガさん帰ってこなかったら
どーしよ…って…」
「メメにカッコ悪いとこ見せたくなかった
手術なんてしたことないから
めっちゃビビったし…」
「タイガさんも怖い事あるんですね
…
不安だったら呼んでほしかった
痛かったですよね?
…
私だけ無傷でごめんなさい」
「メメが無事じゃなかったら
オレが怪我した意味ないだろ
…
1番にメメに会いたくて
病院からバイト先行ったら
喜んでくれると思ったのに、大泣きするし…」
「泣きますよ!
だってちゃんと脚も手もあって…
ちゃんとタイガさんだったから」
あの日、私は泣き崩れて
店長の車で家まで送ってもらいました



