「クラス同じだといいね~♪」

「うんっ!」

同じクラスであることを願い、門をくぐった。

「ここがうちらの学校かぁ~」

「もぉ~結加ってばはしゃぎすぎ!」

結加は学校に入った途端、クラス分けの表示がされてあるボードへと走って行った。

「私は……2組っ!るんは?」

「えっと…1組だぁ…」

「嘘ぉ~!?別れちゃった~」

ショック…
ずっと一緒だったのになぁ。

「「うわぁーん」」
抱き合って泣いてると後ろから声が。

「おーい、そこのレズ共ー」

「拓っ海!!」

そこには、中学から一緒だった拓と海がいた。

白石拓未。【シライシ タクミ】
リーダーシップがあり、クラスではボス的存在。
そして久木海斗。【ヒサキ カイト】
見た目がよく、静かでクール。その反面、面白く笑わせてくる時も。

どうやら、同じ中学からあがってきたのはこの4人だけの様だった。

「俺らはっと……1組だな。お前らは?」

「えー私だけ違うクラス…もーっるんとも離れたのに拓と海とも離れるなんて…」

その場にしゃがみこむ結加。

「まっ、お前らの友情はそんなもんだって事よ。俺らの愛はお前らより…」

「やめろ、キモい」
拓の言葉をさえぎる海。

そんなやり取りをし終え、それクラスへと解散。