──────1週間後。



人間だと思ってた、
〝ヒナ先輩〟も〝モコ先輩〟も。



〝ヒナちゃん〟と〝モコちゃん〟という、
先輩の家の猫だと判明して1週間が経った。



あれから、
私は再び毎日のように屋上に行っている。



前とは1つだけ変わったことがあって。



それは.....................っ、
〝先輩が連絡をくれる〟ということ。



【今日も、めぐを待ってる】



って、ご指名されるメイドのように。



指名されたら断れないし、
私も先輩に会いたくって向かう屋上は。



前よりもワクワクが凄いっ。



先輩のことを、少しだけ知れて。



先輩からメッセージが来る。



それだけで、
日々の生活が輝くような、そんな感覚。