夏の終わりに僕は恋をする






部屋まで荷物を運び終わると、床にごろんと寝転がった。扇風機が回っていて風があたると生暖かい。



でも緑があるからかなぜか少し涼しく感じる。




天井を見上げてぼーっとしていると、





「長旅で疲れたでしょう?スイカでも食べる?」


「食べる!」




いつの間にか階段を登って部屋にいたおばあちゃんがスイカを持ってきてくれた。




「アイスクリームも冷凍庫に入ってるからね。いつでもお食べ」


「うわあ、ありがとう」




スイカを口に運ぶとほんのり甘みが広がって暑さなんて吹き飛ばしてくれる。




「そういえば夏芽ちゃん。今年は夏祭り復活するみたいだよ」


「ああ!毎年やってたやつ復活するんだ!」





小さい頃から行っていた夏祭り。こんなご時世だったのでここ2~3年はやっていなかった。