夏の終わりに僕は恋をする





そしてあっという間におばあちゃん家に帰る当日。




「夏芽ー、荷物は全部持った?」


「持ったよー!」


「宿題も忘れずに持った?」


「うん、バッチし」


「そう。じゃあ行くわよ」





お母さんの質問に返事をすると車のエンジンをかけて出発した。ここから車で2時間ほどの距離にあるおばあちゃんの家。



少しだけ長旅になるのでいつもイヤホンをして、窓からぼーっと景色を眺めているけどいつの間にか眠りについている。




そしてこの日も気づいたら眠りに落ちていて起きた時にはもう到着していた。





「夏芽ちゃん、いらっしゃい。元気だった?」


「元気だったよー!おばあちゃんは?」




家に着くと玄関先まで迎えに来てくれたおばあちゃん。いつもニコニコしていて可愛らしい人。




「最近腰がちょっとねぇ…でも元気だよ」


「そっかあ、無理せず重いものとかあったらすぐ言ってね!運ぶから」


「あらあら、頼りになるねぇ。ありがとう」