夏の終わりに僕は恋をする






ジリジリとした嫌な空気。春から夏へと変わってもうすっかり夜も気温が高くなってきたこの頃。



もう夏休みに入ったのだが、学生時代の夏休みは毎年おばあちゃん家に帰ることが決まっていた。




「夏芽、明後日にはおばあちゃん家帰るけどちゃんと荷物整理した?」




リビングのソファーでくつろいでいると台所で洗い物をしているお母さんからそんな事を言われた。




「んー、まだしてないよ」



「早くしておきなさい。どうせ明日になってバタバタするんだから」



「はーい」





こういう時の準備はすごく苦手で。後回しにしてしまうから結局前日になって焦ることが多い。



お母さんの忠告を聞き、今回くらいはちゃんと準備するか…と自分の部屋へと戻る。