「あー疲れたぁー」私は森草高校の2年生、夜魅琉兎(よみ りう)。仕事はスパイ兼情報屋。たまに復讐代行なんかもやっている。

といっても生死に関わるような復讐代行はしないし、スパイは情報をあつめるためにいろいろなところに変装してもぐりこむってだけ。でもこれは夜とお金が大好きな私にとっては最高の仕事だ。

学校でのあだ名は冷徹乙女。
その理由はいつもにこにこしているのにどこか無関心そうだし、掴めそうなのに掴めない不思議な人間だかららしい。
うらでは怒らせたら病院送りにされそうとか、殺し屋やってそうとか言われてるらしいけどあながち間違ってはいないと思う。

「また呼ばれてますよ。はぁーほんっとうにモテますね週一は絶対告白されるとか人間じゃ無いですよ。」
男友達の弥都 由宇(みと ゆう)に言われた。「私のどこがいいのやら。しかもあの人ストーカーみたいにずっと私を追いかけてきてる人だよ。助けてーー」由宇華に助けを求める。
ちなみに由宇は数少ない私の仕事を知っている人の1人。幼馴染でもある。空手などいろいろしていて、めちゃくちゃ強い。
「殺ってもいいなら殺りますけど」「え、冗談だからね」「残念です。」残念って、、殺るきまんまんじゃん「早く行ってきたらどうですか」「もー、わかったよー」めんどくさいなぁ、と思いながらもストーカーのところまで向かった。