私、成宮柑奈(なりみやかんな)には、
厄介な幼なじみがいる.....................



毎度毎度、放課後。



〝あること〟で呼び止めてきて。



「............はっ、離してっ、」



しまいには、追いかけてきて、
腕を掴んで、離してくれない幼なじみが。



「は?やだっ」



子供のように、
拗ねるのは、幼なじみの男の子。



名前は、林道風太(りんどうふうた)



性格には難ありだけど、
顔だけは良い感じのイケメン。



風太とは、付き合ってもいなくって。



ただの、幼なじみなのに、



「なぁ、キスさせろよ?」



風太は、そんな言葉で、
〝キス〟を、迫ってくることに。



中学の時から何年も、もの凄く困っている。



だって、〝キス〟は、
好きな人とするものだから.....................