命令教室

【先生が言うちえねつは出なかったけれど、夜からやっぱりぜんそくが出た。


お母さんは空気がいい場所ではぜんそくも良くなるって言ってたけど、違うのかも。
お母さんでも間違えることがあるのかもしれない。】



少年は2日目も喘息の発作で苦しんだようだ。
もちろん薬などは持ってきているだろうけれど、仲間と参加する合宿で力を発揮できないのは辛いことだろう。


「先生のこととお母さんのことしか出てこないな」

「それがどうかしたの?」


首を傾げて聞くと修は眉間にシワを寄せた。


「お父さんがいるかどうかは別として、合宿に来ているんだから友達のことが書かれていてもいいのにと思ったんだ」