とりあえず、この家から距離を取った方がいいと思った私は、学校の最寄り駅まで行くことにした。


お金は母が私にと残してくれたものがあるけれど、極力使いたくないな。学校までは定期区間内。電車賃がかかることはない。


ただ、学校がある校区内には繁華街があり、先生達からも近寄るなと言われている。まだ、私たちの住んでる地域には暴走族が存在する。その溜まり場になっているのが、その繁華街なのだ。










そんなことをぼんやりと思いつつ、ふらふらと歩いて着いた先は、









___その繁華街だった。